弊社は、強力な腐食に曝される環境条件に耐えるように設計されたインターコネクト・ソリューションをご用意しております。弊社のMシリーズ、Uシリーズ、TPシリーズ、MSH/MPHシリーズシリーズ、851シリーズをはじめとする腐食耐性コネクターは、500時間の塩水噴霧、浸漬環境、海洋表面環境に対する耐性を備えています。

弊社のソリューション

腐食耐性

48時間の塩水噴霧という制限は、元来、重要なコネクターを定義する規格に準じて必要とされる腐食耐性能力を理由に設定されました。そして、そうした要求は徐々に高まり、その後、96時間に伸張し、現在では、500時間に達しています。これらの規格への準拠を確認する目的から、コネクターへの塩水噴霧を継続的に行いながら、計画的に塩水噴霧を中断して、サンプルに嵌合サイクルを行います。

また、海洋要件を満たすことが要求されるコネクターには、その他の腐食耐性試験が行われる場合があります。例えば、次のような試験がそうです:コネクターのサンプルを24時間塩水噴霧に曝露させ、次に、噴霧装置から取り出し、通常条件で24時間放置するというサイクルを繰り返す試験。船外で使用されるコネクターの場合、このサイクルを20回繰り返します。また、船内で使用されるコネクターの場合は、6回繰り返します。

本体の材質が金属である(具体的には、青銅やチタン)特定のコネクター商品群は、最も極端な塩水噴霧条件に耐えることができます。  大半の場合、本体の基礎材料(アルミニウム)にはコーティングを施しますが、このコーティングは「保護」と呼ばれます。現在、最も強力な保護はカドミウムおよび錫ニッケルをベースとするものです。

コネクター内部の腐食に敏感な他のコンポーネントは接点です。継続的かつ適正な電流の流れを保証するには、接点を保護する必要があります。接点表面が不動態化されることで、不良導体になります。そのため、弊社は接点に金によるコーティングを施しています。これにより、腐食に耐え、優れた伝導性を維持することができます。銀は最良の導体材料であり、弊社では、一部の産業電源用途に対して、銀コーティングを用いています。